MD-WORKS

ガジェット中心に家電やコスパの高い商品をレビューや最新ニュースをお届けします!

【 Nothing Ear(stick) レビュー 】デザインだけじゃない!音質&着け心地が想像以上の完成度!インナーイヤー型では最強かも。

 Nothing 「Ear(stick)」を先行販売にて購入しました。販売価格が「 Ear(1)」の発売時よりもインナーイヤー型にも関わらず高価でノイズキャンセリング機能やワイヤレス充電にも非対応ということもあり、正直価格に見合ったものか半信半疑でした。

Nothing Ear(stick)

結論から言うと、デザインだけでなく装着感、音質、操作性全てが今まで購入したインナーイヤー型で個人的には最高レベルでした。

音質に関してもNothing Ear(1)よりも好みで、メインイヤホンとなりそうです♬

www.mdworksblog.com

 

開封レビュー含め良い点、気になる点をまとめたレビューとなります。

Nothing Ear (stick) - Nothing日本公式ストア

 

 

 

スペック

製品名 Ear(stick)
ドライバー 12.6㎜
対応コーデック AAC・SBC
イヤホン寸法
(高さ*幅*厚さ)
29.8*18.8*18.4㎜
重量 4.4g
充電ケース寸法
(高さ*幅*厚さ)
87.1*29.8*29.8㎜
充電ケース重量 46.3g
再生時間(イヤホン単体) 7時間
再生時間(充電ケース含) 29時間
急速充電 10分充電9時間再生
ワイヤレス充電
充電ポート Type-C
防水防塵 IP54
ANC
外部音取り込み
コントロール プッシュ
イコライザー設定(スマホ)
その他機能 装着検知
Google Fast Pair
Microsoft Quick Switch

 

インナーイヤー型となり、アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みの機能は未対応となっています。

イヤホン単体で7時間再生はかなりの強みですね。

 

本体&付属品

外箱

両端をベリベリ開封します

本体と付属品が両端から出てきました

本体&付属品

本体(イヤホン+充電ケース)、Type-C+Type-Cケーブル、説明書となっています。

インナーイヤー型なのでイヤーチップは無いので最低限の付属品となります。

ケーブルは短めです

 

外観

全体

円柱型の充電ケースなので縦置き可能

充電ケース

回転の軸になる赤いプラはType-C充電口

縦置きは良いですが、横置きにするとコロコロと転がり不安定なので出来れば滑り止めが欲しかったです。

個人的に充電ケースの回転して取り出すギミックは良いのですが、赤い部分や外側全面の透明なプラスチックは汚れや傷が目立ちそうで、質感はチープな感じでよく言えばレトロ、悪く言えば古臭いのが残念ポイントです。あくまで個人的な好みの話となります。

Ear(1)と同じく右が赤ドット、左が白ドットと見分けやすい

イヤホンがコンパクトな分取り出しにくい

イヤホンの出し入れはスムーズではありません。

イヤホンの棒状の部分の素材が透明プラスチックで滑りやすく小さいため、持ち上げる際に苦戦します。ドットの部分をしっかり挟まないと外出先で落下する可能性もあるので、慎重に出し入れしましょう。

イヤホン

イヤホンはデザインと質感ともに最高

イヤホンはスピーカー部分が今までに見たことのないフラットな構造となっています。さらにイヤホン素材がマットホワイトで「ツルツル」ではなく「サラサラ」した質感です。スピーカー部分、質感とも過去最高レベルです。

通常のイヤホンは左のようにスピーカーはくぼんでいる

私は肌が弱くくぼみ部分でも皮膚に引っかかることもありストレスになっていましたが、本当に綺麗な湾曲デザインのため耳への負担がなくストレスフリーです。

 

装着感

装着しているのか不安になるくらい軽い

Nothingが謳っている「究極の快適性」は大げさでなく本当に耳に負担なく装着できます。今までのイヤホン史上最高の装着感といっても過言ではありません。

最初着けた際は耳にフィットしているのか、軽い着け心地過ぎて不安になりました。

落下の心配もしちゃいますが、思った以上に安定したフィット感です。

 

ペアリング

私はNothing Phone(1)を利用しているので、Nothing OSのため「Nothing X」のアプリではなくクルっとケースを回しただけで、ペアリングの確認画面になりました。

セットアップ画面

接続は高速で非常に快適です。

TOP画面

メニューではイコライザやコントロール設定などが可能となります。

メニュー画面

ジェスチャーのコントロール

「ジェスチャーのコントロール」では、右・左で可能なコントロールをカスタマイズできます。

音量のコントロールも可能

イコライザ

「バランス」がデフォルトの状態ですが、「高音を強調」「低音を強調」「音声」「カスタマイズ」とイコライザの設定変更も可能です。

好みの音質にカスタマイズが可能

高音・中音・低音と12段階の調整が可能

カスタムでは高音・中音・低音域を±0から+6~-6まで12段階の調整が可能。

プッシュ操作

プッシュ操作は非常に新しい操作感覚で、タッチではなくプッシュ操作となっています。写真の位置のセンサー部分を挟むように押し込むことで物理ボタンがあるような感覚で操作が可能となります。誤動作もなく押し心地が快感になります。

1回、2回、3回、長押しの割り当てが可能となります。

音量調整ももちろん可能となっています。

 

音質

今回一番買って良かったと思ったポイントです。スピーカー部分がフラットになっているので、音がちゃんと聴こえるのか不安でしたが驚くほどにサウンドはしっかり響き、驚くほどの高音質です。

正直、好みという点ではEar(1)よりも良い音を奏でます。

簡単にまとめると、

・聡明なクリアサウンド

・音の粒が感じられる(音の縁取りがしっかり聴こえる)

・中高音域が明瞭ながら低音バランスも良い

・音場決して広くないが各音域のバランスがよく満足

 

どちらかというと迫力低音サウンドではなく、クリアサウンドを好む方向けの音です。

私は楽器やボーカルの鮮明な表現を求めるのでかなり好みのサウンドとなっています。

 

インナーイヤー型では、HUAWEI、Anker、SOUNDPEATS、Taotronics、Lenovo、NOKIAなど様々なイヤホンを利用してきました。その中でも以前記事にした「Lenovo LP10」「HUAWEI Freebuds3」が個人的ベストモデルでしたが、聞き比べるとはっきりと音質の差が感じられました。価格的な部分を考慮しても「Ear(stick)」が私の最強イヤホンになりました。

www.mdworksblog.com

 

 

www.mdworksblog.com

 

 

Bass Lock

イヤホン装着中の低音の減衰を常時感知検知し自動チューニングしてくれる機能です。着け始めて間もない時は高音が強くシャリシャリした音の印象でしたが、何度も効く度に低音のバランスが良くなってきた印象です。

インナーイヤー型とは思えない贅沢な音を楽しめます。

カナル型のように密封された状態とは異なり不思議な感じです。音楽をかけるまでは外部音が聞こえてるのに音楽が再生された瞬間に没入感を得られます。

ですので、他のインナーイヤー型より音楽再生時は周りの音が聴こえにくい気がします。

 

良い点

・クリアで迫力のある音質

・スピーカー部分がフラットでマットな素材感で耳の負担が少ない

・接続が爆速ながら安定

・プッシュ操作が快感

 

残念な点

・充電ケースが使い勝手は良いがダサい

・イヤホンがケースから取り出しにくい

・販売価格が高い(せめて1万2千円くらいなら良かった)

・一時停止する際の反応が遅い(他は気にならない)

 

まとめ

インナーイヤー型で高音質なイヤホンを探している方には絶対おすすめ出来るワイヤレスイヤホンです。

デザイン良し、装着感良し、音質良し、機能良しの久しぶりに大満足のイヤホンです。

ノイズキャンセリング機能はありませんが、十分没入感は得られます。

外部音取り込みは無いものの音楽を止めれば周りの音はしっかり聴こえるので、会話する場合も支障ありません。

ただ話しかけれたときに一時停止した際の反応が遅いのでもう少し早くなれば完璧です。

価格が16,800円(税込)と高価なモデルとなっていますが、価格以上の満足度を感じています。

今後のメインイヤホンとして長く愛用していきたいと思います。

ブラックも発売になって欲しいなぁ。